終わったやつが始めたブログ

大学卒業に9年かかった男の考えていること

ハッピーホーム

今素敵な夫婦の新居のリビングにいる。

二人は寝室で寝ている。


僕の隣には後輩の女の子が寝ている。

あと2時間もすれば起きて一緒に駅まで行き、そこで別れるだろう。


それにしても今日は楽しかった。

大雨が降ったせいで開始は1時間ほど遅れたが、笑いと慈しみの絶えない優しい時間が過ぎていった。


酔いが醒めてくると気分は祭りの後だ。

明るい日曜日の早朝、鈴虫の声、人の寝息。どうにも眠れない。さみしいさみしいと羽をこすって鳴いてみたい。

誰か慰めてくれるだろうか。


もう何年も前から生きているというより生かしてもらっているという感覚が拭えない。自分が何を楽しいと思い、何のために生きていくのか、分からない。素敵な未来を想像する?想像の中の未来はもうとっくに来ていて、なんなら過去になっているのに?


遅いも早いもなく、誰かが何かをしてくれるわけではない。やるのは自分だけだ。


でもなんのために?


僕には現在以外何もない。